鹿児島地本は10月4日、鹿児島市「労金鹿児島県本部」及び「労金宮崎支店」において、第29回定期大会を開催した。新型コロナウイルス感染症の影響と台風の接近によって2度延期されたため、10月での開催となった。また、今大会は新型コロナウイルス感染症の影響を受け鹿児島地区と宮崎地区に分かれて初のリモート開催とした。議長団に白木宏一代議員(鹿児島乗務分会)、瀬戸翔太代議員(宮崎工務分会)が選出され、地本執行委員、代議員、特別代議員計37名が出席した。
冒頭の挨拶で日髙光英執行委員長は、「令和2年7月豪雨」で被災された方々にお見舞いを申し上げたのち、新型コロナウイルス感染症の影響でエッセンシャルワーカーとして感染に不安がある中、日々業務に励んでいる組合員に敬意を表し、「安全最優先の風土づくり」「組織強化・拡大の取り組み」「労働条件の向上について」「政治的政策課題の実現にむけた取り組み」の4点について提起を行った。
その後執行部から、2019年経過報告、2020年運動方針(案)等が提起され、鹿児島地区、宮崎地区それぞれ4名ずつ計8名の代議員から「効率化施策で分会の組織が少なくなり思うような活動が出来ない実態」や「指宿枕崎線のSSSによる無人駅の増加に伴う不正乗車や治安の悪化」「新型コロナウイルスの中での総対話集会の開催方法」などの発言があり活発な議論を行った。
上仮屋書記長は「新型コロナウイルスの収束の見通しがたたない危機的状況の中でも、組合員が不安なく業務に邁進出来るように活動を展開していき、組合員と家族が安心して暮らせるように、諸課題にむけて奮闘していくことが求められている。鹿児島地方本部として向こう一年間の運動方針に沿った運動を展開し、日々精進していく」との集約答弁を行った。全議案は満場一致で採択され、日髙執行委員長の団結ガンバローで閉会した。