博多支部は3月22日、福岡市「コミセンわじろ」において「2019春闘報告・交流eスポーツ大会」を開催し、組合員・家族を会わせて約20名が参加した。
博多支部を代表してあいさつした中村書記長は、「組合員、家族の総がかりの取り組みにより、今春闘でも一定の成果を勝ち取ることができた。」と、組合員・家族に対する感謝の意を表明した。
また、中央本部を代表して出席した田頭中央執行副委員長は、「今春闘でも月例賃金にこだわった闘争を行ってきた。会社は業績が好調であることは認識しつつも、ベースアップに対して慎重な姿勢は最後まで崩さなかったが、皆さんと共に粘り強く協議を重ねた結果、5年連続のベースアップや地域社員の基本賃金表の見直し等を勝ち取ることができた。」と述べ、今後もすべての組合員の労働条件の向上にむけて取り組んでいくことを約束した。
集会の後は、eスポーツ(マリオカート)による交流会を開催した。大画面を使用した事もあって大いに盛り上がり、職種や家族を超えた情報共有が組織強化につながるなど、有意義な時間が過ごすことができた。
長崎地方本部は3月23日、大村市「おおむら夢ファームシュシュ」にて2019春闘報告集会を開催した。
主催者を代表してあいさつした久木﨑執行委員長は、「5年連続となるベースアップを勝ち取ったのは組合員の頑張りによるものであり、今後、更によい結果を出すためにも、長崎地方本部一体となって取り組もう」と、組合員の献身的な取り組みがベースアップにつながった事を報告した。
中央本部を代表して出席した木村中央執行副委員長は、「最後までベースアップに拘って闘い抜いた結果、何とか300円のベアを獲得することができた。他にも、夏季手当や地域社員の賃金改善など一定の評価を得たが、不満も多く残る結果となった。今後、更に良い結果を出すため、組合員一人ひとりが関心を持って本部に意見を出して欲しい」と訴えた。
意見交換会では「長崎駅周辺の高架事業の進捗状況」「新設された空調服の支給枚数」「転勤に伴う発令時期及び引っ越しに伴う家賃の金額補償(賃貸住宅の解約に伴う違約金の補償)」などの意見が出された。
長崎地方本部は更なる労働条件の改善や生活向上のため、今後も組合員・家族総がかりで全力で取り組むこととする。
中央本部は3月15日、2019春闘第4回団体交渉に臨み、会社側から①ベースアップの実施(社員300円、地域社員200円(日額は10円)、嘱託再雇用社員200円)、②夏季手当2.56箇月分、③勤務・賃金等の一部改正(地域社員の基本賃金表の見直し等)について提案を受けた。
世間では前年割れの回答が続く今春闘において、前年同額の回答は現時点の精一杯の回答であると受け止めたほか、株式上場後では最高となる夏季手当の支払月数、地域社員の労働条件の改善等を考慮し、席上妥結した。
「勝ち取ろう 暮らしの底上げ 明るい未来!! 2019春闘勝利」のスローガンのもと、組合員・家族が総がかりで取り組んだ2019春闘は決着したが、引き続き、上場企業に相応しい労働条件、あるべき働き方を追い求めていかなければならない。
今春闘での組合員の皆さんの献身的な運動に感謝申し上げる。
* 詳細な妥結内容等は業務速報でご確認ください。
組合員・家族総がかりの2019春闘を構築し、運動を盛り上げるとともに、より多くの成果を勝ち取るために取り組んだ「2019春闘スローガン」は、第31回定期中央委員会で最優秀賞・優秀賞を選出して以降、業務速報やホームページ、集会等で活用し、組合員の意識高揚に大きな役割を果たしてきた。
3月14日に開催した「勝ち取ろう 暮らしの底上げ 明るい未来!! 2019春闘勝利 3・14中央総決起集会」において、受賞者の表彰式を行い、2019春闘スローガンのもとに結集し、最後まで闘い抜く決意を確認した。
受賞者をはじめ、取り組みにご協力いただいた組合員の皆さまに改めて感謝申し上げる。
【最優秀賞】
「勝ち取ろう 暮らしの底上げ 明るい未来!! 2019春闘勝利」
大分地方本部 大分車掌センター分会 小宮 靖広さん
【優秀賞】
「掴もう未来を 育もう運動を 平成最後の春闘に 勝利の旗を掲げよう」
鹿児島地方本部 吉松地区分会 青木 幹雄さん
「全ての労働者の笑顔のために 希望を未来へ 2019春闘勝利」
熊本地方本部 熊本工務連合分会 稲葉 稜さん
※ 写真は左から小宮さん、稲葉さん、中原中央執行委員長、青木さん
2019春闘のヤマ場を迎えた3月14日、JR九州労組は福岡市内で「勝ち取ろう 暮らしの底上げ 明るい未来!!2019春闘勝利 中央総決起集会」を開催し、組合員・家族が一丸となって闘い抜く決意を確認した。
あいさつした中原中央執行委員長は、「最終局面を迎えた今春闘は、現時点で非常に厳しいと言わざるを得ないが、JR東海ユニオン、JR西労組がベアを獲得しており、JR九州労組もベアの獲得に徹底的にこだわって闘いを推し進めていく」との態度を表明した。
来賓として参加したJR連合の松岡会長は「JR本体が頑張らなければグループ労組に波及させることは困難である。賃金は上がるとの認識のもと、5年連続のベア獲得をはじめとする成果を期待する」と、JR九州労組への期待感を示した。
また、決意表明した大分地方本部の為末執行委員は、「会社の発展は組合員の努力の賜物であり、【人への投資】を会社から最大限引き出すためにも、最後まで徹底してベアにこだわり闘い抜こう」と、全組合員に呼びかけた。
最後に「上場会社に相応しい労働条件の確立、あるべき働き方の実現を目指し、2019春闘の要求貫徹に向けて最後まで総団結して闘い抜く」とした集会アピールを採択。杉本青年・女性委員長の団結ガンバローでは会場全体がベア獲得ムード一色に染まり、本集会を閉会した。