JR連合九州地協は2月24日、福岡市内で「2019春季生活闘争勝利総決起集会」を開催し、JR九州労組のほか、加盟するJR西労組福岡地本、貨物鉄産労九州地区本部、JR九州バス労組の組合員ら約60名が参加した。
中原議長(JR九州労組中央執行委員長)は、2019春闘を取り巻く情勢について、「脱官製春闘」の方針を示した経団連の動向や「賃金水準を追求していく」とした連合方針に触れたうえで、人材の確保・定着のためにも賃金の引き上げと多様な働き方に見合った処遇改善は必要であり「加盟する各単組が1つでも多くの成果を勝ち取ろう」と呼びかけ、JR連合に集うグループ労組を含めた全単組が一体となって今春闘を闘い抜く決意を述べた。
続いて、来賓として参加したJR連合の中山組織・政治部長による基調講演を受けた。民主化闘争の取り組みでは、組合員の大量脱退事件に揺れるJR総連・JR東労組の動向について詳しい説明を受けた。2019春闘の取り組みでは、昨年成立した働き方改革関連法が2019年4月から順次施行される事を踏まえ、長時間労働の是正や同一労働同一賃金など法改正の内容を学習した。中山部長は、「2019春闘では法改正を意識した労働条件の見直しを行い、労働組合の存在意義を世間にアピールしていこう」と訴えた。
各単組の決意表明では、JR九州労組を代表して大久保中央執行委員が登壇し、JR九州労組もJR連合の一員として、全力を挙げて取り組む決意を述べた。
最後に、「JR連合九州地協に結集する仲間の幸せを実現するため、組合員と家族が一丸となった闘いを展開する」とした集会アピールを採択し、中原議長の団結ガンバローで閉会した。
本集会により、JR連合九州地協に加盟する各単組の2019春闘が更に盛り上がった。春闘勝利に全体の盛り上がりは欠かせないことから、今後も各地で開催される決起集会等への協力を要請する。また、中央本部は組合員の負託に応えるべく、全力で団体交渉に臨むこととする。
JR連合九州地協は2月26日、JR九州労組会議室で2017春季生活闘争勝利総決起集会を開き、九州地協に結集するJR九州労組、JR西労組、貨物鉄産労及びJR九州バス労組の組合員約60名が参加し、JR九州労組からは地本・支部代表者ら約40名が集結した。
冒頭、主催者を代表してあいさつに立った許斐議長(JR九州労組中央執行委員長)は、「ベースアップはもらうものではなく、闘い獲るものであり、一時金としての配分ではなくベースアップに拘った闘いを各単組に要請する。組合員・家族総がかりとなって最後の最後まで共に闘おう」と奮起を促した。
来賓として連合九州ブロック高島代表幹事、九州交運労協越智事務局長より激励と連帯の挨拶を戴き、JR連合吉田組織部長からは「春闘の目的と課題について」、「民主化闘争の完遂に向けて」と題し、昨今の労働界を取り巻く情勢報告と併せて基調講演が行われた。
その後、新たに貨物鉄産労に加入し、JR連合の仲間となった組合員より民主化闘争の報告と決意表明があり、会場は歓迎ムードに包まれた。そして、月例賃金引き上げや総合生活改善にむけた労働条件向上をめざす集会アピールを採択。最後に許斐議長の団結ガンバローにより九州地協一丸となって春闘勝利にむけ闘い抜くことを確認し集会を終えた。