熊本地方本部は、8月2日に熊本市「ネストホテル熊本」において「第29回定期大会」を開催した。議長団には増元享裕代議員(熊本駅連合分会)、山本大海代議員(熊本支社・鉄事本所連合分会)が選出され、地本執行委員、代議員、特別代議員計56名が出席した。
冒頭の挨拶で濱田執行委員長は、新型コロナウィルス感染症や令和2年7月豪雨の対応などにあたった組合員に労いの言葉をかけた。そして、会社が危機的状況の中でも組合員が安心して生活出来るようにするため、会社を支えるため、一致団結して将来を創る運動を行っていくと述べ、「安全の確立に向けた取り組み」「政策課題の実現に向けた取り組み」「中間地方選挙の取り組み」について提起した。
その後執行部から、2019年経過報告、2020年運動方針(案)等が提起され、10名の代議員から「令和2年7月豪雨について」「新型コロナウィルスの対策・対応について」「肥薩線の今後について」「若手組合員の組合離れについて」「高齢者・嘱託再雇用社員の同一労働・同一賃金について」「時間外労働に関する正しい評価」「春闘と年末手当について」「地域社員の隔日交代勤務について」「旅行事業について」「運転士の24時間を超える勤務の作成について」などの課題が提言され、活発な議論が行われた。
吉田書記長の集約答弁では、豊肥本線復旧・開通に携わった方々に感謝を述べた上で、「令和2年7月豪雨災害にあわれた方々にお見舞いを申し上げるとともに、早期復旧のため、熊本地方本部としても息の長い支援を行っていく。このような危機的状況の中でも、雇用の維持と組合員が不安なく業務に邁進出来るように活動を展開していく。危機は発想転換の好機である。逆境であるからこそ労働組合として一致団結して共に難局を乗り越えよう。」と要請した。全議案は満場一致で採択され、濱田執行委員長の団結ガンバローで閉会した。
更新日:2020-08-03 16:58