中央本部は11月23日、福岡市内で第20回トップセミナーを開催した。中央本部、各地本・支部役員のほか、連合や交運労協等の外郭団体へ派遣している役員も含め、約60名が参加した。

 今回のセミナーは、衆議院議員の今村雅弘氏を講師に招き、与党整備新幹線建設推進プロジェクトから見た九州新幹線西九州ルートの現状、また今後の展望等についての説明を受け、その理解を深めるとともに、今後の課題を把握した。

 講演の冒頭には、今村氏が国鉄に入社してから国鉄改革を経てJRに至るまでのご自身の体験談を話され、参加者は興味深く聞き入っていた。本題である九州新幹線西九州ルートの現状については、建設計画の歴史からルート問題を長崎県や佐賀県の動向も踏まえて分かりやすく説明があった。最後には、今までの鉄道が担ってきた役割と今後の期待を込めて「鉄道は人やモノだけでなく“文化”を運ぶ」と締めくくられ、JR九州労組としても現在抱えている課題の重要性を改めて認識し、九州新幹線西九州ルートの早期実現に向けてJR連合やJR連合国会議員懇談会などと連携し取り組む決意を新たにした。

更新日:2019-11-26 17:19