JR九州労組は、7月8・9日の両日、北九州市「ステーションホテル小倉」において第24回定期大会を開き、「安全最優先の風土づくり」「組織の強化・拡大」「新中期労働政策ビジョン」に基づく労働条件の向上、「政治的政策課題の実現」を基調とする2015年度運動方針を満場一致で決定するとともに、「飛躍・信頼・創造」のスローガンのもと、新たな時代への継承を、各級機関役員・組合員全員で創り上げていくことを確認した。 大会には、執行部、代議員・特別代議員、御来賓、傍聴者など約220名が出席、議長団に、中村秀人代議員(福岡地本)、前原弘志代議員(鹿児島地本)を選出した。
冒頭、執行部を代表して許斐元文中央執行委員長は、「JR会社法改正法案」が可決・成立したことを評価した上で、会社が今後も更なる効率的やコスト削減などの施策を考えてくるにあたり、株式上場を見据えた組合の取り組みとして、①安全最優先の風土づくり、②政策課題の実現と労働条件の改善に向けた取り組み、③組織強化の取り組みについて所信を述べ、「今回の組織機構・運営の見直しが、JR九州労組の組織強化と拡大につながると確信している。代議員各位をはじめ組合員皆さまのご理解をお願いする」と訴えた。
質疑では、運動方針を補強する立場から27名の代議員・特別代議員より発言があり、効率化施策をはじめとする業務課題への対応や高年齢者の労働条件改善、次世代を担う役員・活動家の育成などの意見が出され、担当執行委員の答弁の後、中原書記長が集約答弁を行い、提案された全ての議題を満場一致採択した。 役員改選では、上野中央執行副委員長、木村中央執行委員が退任、新たに延時中央執行副委員長をはじめとする17名の役員を選出し、最後に、許斐委員長の団結がんばろうで閉会した。
更新日:2015-07-09 23:00