大分地方本部は、8月10日に大分市「全労済ソレイユ」において「第32回定期大会」を開催した。議長団には、岡村悠也代議員(大分鉄道事業部本所分会)と小幡裕太郎代議員(大分運輸センター分会)が選出された。
冒頭に佐藤執行委員長から挨拶があり、第25回参議院議員選挙の御礼と、「安全」「組織」「労働条件向上」「政策」の4点の課題について提起があった。特に「組織」については、今大会の代議員・特別代議員の9割が40代以下であることに触れ、世代交代が目に見えて進んでいる今、労働組合の存在意義について改めて意識を高めてもらいたいと要請があり、また、若年層の組合員に対して『労働組合の必要性』を理解してもらうためにどのように取り組むべきなのかが今後の重要課題の1つであると強調した。「労働条件向上」については、労働力確保といった視点や「同一労働・同一賃金」の原則に基づき高年齢者の賃金改善、社員の労働条件等のさらなる向上を求めて、労働時間、休日・休暇、育児、介護など、あらゆる面において改善を果たす必要があると述べた。
来賓挨拶では、第25回参議院議員選挙でJR九州労組の推薦候補であり、大分選挙区で野党統一候補として激戦を制した安達きよし氏から選挙の協力に対する御礼が述べられた。
その後、執行部から2018年度経過報告、2019年度運動方針(案)等の提起があり、12名の代議員から「高年齢者の賃金の改善」「年手当の見直し」「4両ワンマンの安全・サービス対策」「実態に見合った列車本数の見直し」「駅掲示のモニター化」「SAS検査の労働時間化」「動力車乗務員への多車種手当、機関車操縦手当の新設」「女性乗務員の設備の早急な整備」「乗務員の車内での保安対策」「駅の要員不足」「働き方改革に伴う副業に対する組合の考え方について」などの発言があった。
川﨑書記長の集約答弁の後、全議案が満場一致で採択され、佐藤執行委員長の団結ガンバローで閉会した。今大会で確立された新体制については以下のとおり。
【大分地方本部 新役員】
執行委員長 佐藤 守洋
執行副委員長 鬼塚 誠治
執行副委員長 遠藤 晃元
書記長 川﨑 淳史
執行委員 難波 悟
執行委員 小野 健介
執行委員 為末 恵民
執行委員 山元 浩二
執行委員 竹下 功人
執行委員 大場 信一
会計監査員 生野 利春
会計監査員 中野 啓蔵
更新日:2019-08-19 17:19