JR連合は6月11日から12日にかけて「真に民主的な労働運動を不断に追求し、安全最優先の取り組み、政策・組織課題の解決を通じて、働く者と家族の幸せ、JR産業の持続的発展を実現しよう!」とのスローガンを掲げ、東京都内で第28回定期大会を開催した。議長団には田中代議員(JR西労組)、木村代議員(JR九州労組)を選出した。
あいさつした松岡会長は、この1年間の運動を振り返る中で22名の組織内候補が全員当選した統一地方選挙の成果等を確認し、①安全確立に向けた取り組み、②民主化闘争の取り組み、③産業政策課題の解決に向けた取り組み、④中期労働政策ビジョンに基づく労働条件の改善、⑤政治活動といった主要課題に対する所信を述べ、国民や社会に信頼され続けるJR産業の構築を呼びかけた。
来賓には、連合の神津会長、交運労協の住野議長、JR連合国会議員懇談会に所属する衆参議員等が参加し、それぞれから連帯のあいさつを受けた。
執行部からの議案提起を受け11名の代議員が質疑に立ち、芦原代議員(JR九州労組)、後藤代議員(JREG労組)からは、日田彦山線や豊肥本線の復旧や九州新幹線西九州ルートの課題、人材の確保・定着といったグループ労組の課題等が訴えられ、執行部答弁、河村事務局長による集約答弁を受けて全議案が承認された。
役員改選では6年間会長を務めた松岡氏をはじめ、河村事務局長、政所執行委員が退任、新会長に荻山氏(JR西労組)、事務局長に尾形氏(JR東海ユニオン)、執行委員に今井氏(JR東海ユニオン)を選出した。また、JR九州労組から選出されている北村執行委員が再任された。
最後に、JR産業の未来を創る運動を積極果敢に展開するとした大会宣言を採択し、荻山新会長の団結ガンバローにより閉会した。
更新日:2019-06-12 13:39