JR連合九州地方協議会は2月25日(日)、福岡市内において2018春季生活闘争勝利総決起集会を開催した。
中原議長は、働き方改革関連法案をめぐる国会情勢に疑義を唱え、「今こそ働く者を軸とする安心社会の実現にむけて闘おう」と訴えた。そして、今春闘において真摯な労使協議を通して「格差是正」「底上げ・底支え」に資する成果を勝ち取ろうと呼びかけた。
来賓には、九州地方交運労協から越智直樹事務局長、JR連合から北村公次労働政策部長が出席。越智事務局長から連帯のあいさつを受けた後、北村労働政策部長から「春闘の目的と課題」「民主化闘争の完遂にむけて」の2点について基調講演を受けた。
基調講演では、日本を取り巻く経済・雇用情勢をはじめJR連合の取り組む2018春闘方針の説明を受けたほか、報道をにぎわせているJR東労組(JR総連)の実態も報告を受けた。JR東労組は春闘要求前に「格差ベアの永久根絶」を求めスト権行使を持って闘争してきたが、大量の脱退者が出してしまったことから組織防衛に走ったのか、要求とはかけはなれた会社の一般的な見解を受けて闘争を終えたもようである。散々、組合員を振り回したあげくの茶番劇に組合員の信頼を得られるのか疑問であった。
各単組からの決意表明では、JR九州労組は大久保浩中央執行委員が登壇。大久保氏は、会社の業績も良いことからベアの実施は当然として、2018春闘ではその金額に拘った闘いを展開することを誓った。
その後、集会アピールの採択を行い、中原議長の団結ガンバローで閉会。各単組の2018春闘が更に燃え上がる集会となった。
(写真は決意表明を行う大久保浩中央執行委員)
更新日:2018-02-25 17:47