JR九州労組は2月9日、福岡市内で第30回定期中央委員会を開催し、2018春季生活闘争方針をはじめとする当面する活動方針を決定した。
中原中央執行委員長は、昨年発生した九州北部豪雨や台風18号の猛威に触れ、今後も想定される自然災害に耐えうる防災・減災対策の必要性を唱えた。
また、特に甚大な被害を受けた日田彦山線の復旧にむけて、JR九州単独での復旧は困難とされるなか、労働組合としてJR他社における先行事例等も参考にしながら、JR九州労組議員団会議をはじめとする各級議員とも連携を図り、持続可能な交通ネットワークの形成に積極的に関わっていく考えを明らかにした。
議事では、純ベア3,000円を含む月例賃金総額6,000円以上の賃上げ要求を軸として、賃金改善要求(31項目)、総合労働条件改善要求(37項目)を盛り込んだ2018春季生活闘争方針を提起し、2018年度夏季手当についても3.0ヵ月分を同時要求することとした。
また、安全の確立にむけた取り組みや、組織強化・拡大の取り組みをはじめ、政策課題の解決にむけた取り組みなど、当面する課題への対応を協議した。
今後のレク・サークル活動については、サマーフェスティバルを引き続き3年に1回開催することとし、サークル活動(専門部)の本部大会を廃止、サークル活動に代わる本部主催レクリエ―ションを新設する方針を示した。
質疑では20名の中央委員から方針を補強する発言を受け、すべての議案が採択された。
更新日:2018-02-09 17:22