JR九州労組とJR連合福岡県協議会(福岡県協)は5月30日、航空業界で働く方々の労働組合で組織する『航空連合』と「2016年安全交流会」を行い、航空業界の安全に対する取り組み等を学んだ。
安全交流会には、JR九州労組とJR連合福岡県協から19名、航空連合側から17名の計36名が参加、航空機の安全に関する取り組みや安全性の維持、航空安全政策、気象現象による運航への影響など学んだ後、航空機の運航管理や支援を行う「エアポートマネジメントセンター(AMC)」の見学等を行った。
その後、JR九州やJR九州労組の安全への取り組み事例なども紹介し、意見交換を行った。意見交換では、陸と空の立場は違うものの、乗客の命と安全を守るという共通の立場から、それぞれ安全最優先を意識した活発な質疑が交わされ、充実した交流会となった。
JR連合はJR福知山脱線事故など、過去の事故を教訓に、労働組合として事故を未然に防げなかった反省から、安全の確立を最優先課題に位置付け、「JRに働くすべての労働者の死亡事故・重大労災ゼロ」を最重点テーマに掲げ、取組みを行ってきており、JR九州労組も引き続き「ヒューマンエラーは結果であって、原因ではない」との認識のもと、安全学習会や安全衛生委員との意見交換会、グループ労組とのディスカッションや他労組との安全交流会など、安全の確立にむけた取り組みを強化していくこととしている。
更新日:2016-05-31 14:23