JR連合九州地方協議会(JR連合九州地協)は2月27日、福岡市で「2016春季生活闘争勝利総決起集会」を開き、組合員・家族が総がかりとなった春闘を創り上げ、春闘勝利・中間地方選挙勝利にむけて取り組みを強化していくことを確認した。(=写真)
集会には、九州地協に結集するJR九州労組、JR西労組、貨物鉄産労、JR九州バス労組の組合員70名が出席。主催者を代表してあいさつに立った許斐元文議長(JR九州労組中央執行委員長)は「経団連は、月例賃金の引き上げにこだわる連合の方針に対し、ボーナスを中心とした年収ベースでの引き上げを示唆するなど、ベースアップに慎重な態度を示しているが、2014年から企業業績は上昇しており、JR各社においても、好調な経営状況である。賃上げをしやすい条件は整っており、今春闘においても、昨年以上に取り組みを強化していく。ベースアップはもらうものではなく、闘い獲るものだ。組合員・家族総がかりとなって、最後の最後まで闘おう」と、九州地協に結集する各単組や、組合員に対し、さらなる奮起を促した。
また、来賓の髙島喜信 連合九州ブロック代表幹事(連合福岡会長)、吉田祥司 JR連合組織部長(JR九州労組選出)から、激励と連帯のあいさつを戴いた後、政所大祐 JR連合政策・調査部長(JR東海ユニオン選出)が「JR連合の労働政策と交通政策に関わる課題」と題し、講演を戴いた。
その後、九州地協に結集する各単組の代表から、今春闘に対する力強い決意が述べられ、月例賃金の引き上げや、総合生活改善にむけた労働条件向上をはじめとする集会アピールを採択。最後に許斐議長の力のこもった団結ガンバローにより、九州地協一丸となって闘い抜くことを確認。会場の熱気は2016春闘勝利にむけ、春闘一色に染まった。
更新日:2016-02-27 17:04