本部は12月5日から6日にかけて、2015年度の青年・女性委員会役員セミナーを開き、次代のJR九州労組の運動を担う各地方本部、支部の青年・女性委員会役員35名が参加した。
今年のセミナーは、年々若返りが図られてきている役員の現状を認識したうえで、国鉄改革から現在に至るまでのJR九州の歴史や取り組み、中期労働政策ビジョン「チャレンジ2018」の具現化について学びながら、青年・女性委員会の活動の大きな柱でもある「仲間づくり」を目的として行われた。
初日は、許斐中央執行委員長から、国鉄改革から株式上場に至るまでの歴史について、講義を行ったあと、中原書記長が「青年・女性委員会に求めるもの」と題し、近年、労働組合離れが加速する現状を分析しながら、青年・女性委員会として何をすべきか問題提起を行った。その後、原川総務・財政部長より中期労働政策ビジョン「チャレンジ2018」の具現化にむけて提起を行ったあと、青年・女性委員会の取り組みとして、毎年取り組んでいる中央執行委員会との「親子対話」を行い、グループ単位で討議を行いながら、日頃の疑問や悩みなど率直な意見を交わした。
2日目は、宮路教育・広報部長が、若き組合役員のホンネに迫る意識調査も行いながら「JR九州労組の概要」や「青年・女性委員会の役割・活動」について講義を行い、これからのJR九州労組の活動を担う青年・女性委員会としての重要性を訴えた。 また、吉田調査部長からは、2015年度労働協約改訂交渉で勝ち獲った、育児に関する制度改善について説明を行うとともに、過日行われた「女性組合員アンケート」の調査結果について報告をしながら、女性組合員が働きやすい労働条件の改善や、職場環境づくりの必要性を訴え、女性組合員の積極的な組合活動への参画を呼びかけた。
参加者からは「他の系統の組合員と交流できたことが財産となった」「参加できなかった組合員にも学んだことを伝えたい」などの意見が出され、今回学んだことを今後の活動に役立てていくことを参加者全員で確認した。
更新日:2015-12-07 13:50