第23回定期大会を熊本市で開催

JR九州労組は、7月11日、熊本市「ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ」において、「『飛躍・信頼・創造』~新たな時代へ確かな継承~」のスローガンの下、第23回定期大会を開催し、2014度の運動方針を決定するとともに、新たに策定した「中期労働政策ビジョン(チャレンジ2018)」の実現にむけ、各級機関が一丸となって運動に邁進する決意を固めあった。
当日は、執行部・代議員・来賓・傍聴者約230名が出席、議長団には森永代議員(福岡)と本部大会初の女性議長として神原代議員(熊本)を選出した。
中央執行委員会を代表して許斐委員長は、昨年から取り組んでいる「次世代役員の育成と継承」「組織問題」「2014春闘」について総括をするとともに、今年度も会社とは是々非々で対峙する姿勢を崩すことなく、課題解決に向け取り組む決意を表明した。また、新たに策定した「中期労働政策ビジョン」にふれ、「このビジョンはJR採用の役員が中心となって策定した。この中には、これからの組合を担う若者の意見が多く反映されている。今後、このビジョンを実現するには、ベテラン役員の経験と、若手の柔軟な発想、そして知恵が要求される。そして私は年頭のあいさつで、今年を私達が先輩から引き継いできたものを若い人達に引き継いでいく『継承元年』にしたいと申し上げた。このような状況を踏まえ、今年度メーンスローガンのサブタイトルは
『新たな時代へ確かな継承』としている。今後、様々なことを継承していきたいと思っているので、代議員各位の協力を強く要請する」と述べた。
さらに、「今後、様々な取り組みを展開するにあたり一番大事なのは『安全の確保』である。大きな事故を起こしてしまえば会社の経営は立ちいかなくなり、労働条件の低下につながりかねない。今年度も「安全最優先」を基本に、私も先頭に立って課題解決に取り組んで行くことをお約束する」と所信を述べ、来春実施される統一地方選挙の勝利にむけ、組合員・家族が一体となった取り組みを行うよう要請した。
大会には多くの来賓が駆けつけ、代表して、宮尾熊本県商工観光労働部商工労働局長、髙田熊本市副市長、上田連合熊本会長、鎌田民主党熊本県連代表、今泉社民党熊本県連幹事長、髙木JR連合国会議員懇談会会長、大久保参議院議員(フォーラム議員)、野田参議院議員(フォーラム議員)、川野九州労働金庫理事長、福田全交運共済九州事業本部長、松岡JR連合会長、村山弘行JR九州労組議員団会議団長から、連帯と激励の挨拶をいただいた。
議事では、執行部より昨年の定期大会以降の経過報告と、新年度の運動方針(案)を提起。23名の代議員から運動理念、効率化施策への対応、組織機構・運営方法の見直し、青年・女性委員会の育成・強化、高年齢者の待遇改善など多岐に亘る発言があり、担当部からの中間答弁、書記長集約答弁を経て、全議案が満場一致で採択された。その後、大会宣言を採択し、最後に許斐委員長の団結がんばろうで閉会した。

更新日:2014-07-11 05:56